同窓会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。また、平素より同窓会活動に対し、深いご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
　私は、1983年（昭和58年）4月に男女共学になった津東高校に入学した男子生徒の1期生です。当然ながら先輩達は女性ばかり、女子高に入学した私たち男子生徒は世間から珍しく見られたりもしました。また先生たちも突然入学してきた男子生徒の振る舞いにとても驚いていたことだろうと思います。当時は男女共学の高校として実績もなく、津東高校としての学校の評価や生徒である私たちの評価は正に未知数だったのではないかと思います。そのような中、私たちには自分たちが津東高校の歴史を作っていくのだという気概がどこかにあったかのように思います。
　時の流れは早いもので、男女共学となって35年が過ぎ、津女子高校よりも津東高校の歴史のほうが長くなりました。しかしながら女子高からの自由かつ闊達な校風は、今の生徒達にも連綿と引き継がれ、母校の歴史として毎年刻み込まれ今日に至っていることは卒業生の一人として嬉しい限りであります。その校風が色褪せることのないように、同窓会として学校・PTAと共に母校の支援に今後も積極的に対応していきたいと思います。
　さて本同窓会は同窓生2万名超を有する会となりました。各界の第一線で活躍している会員が数多くいます。社会における会員相互の繋がりは、先輩、後輩の垣根を越えてビジネスに限らず、いろんな意味での相乗効果が期待されます。また、同窓会の更なる活性化にも繋がるものと確信しております。これからも同窓生の皆様に同窓生の繋がりの場を提供できるよう役員一同が精一杯活動を続けていきたいと思います。
　今後とも同窓会の活動に対しご協力ご支援をお願い申し上げますとともに、母校の更なる発展と同窓生の皆様の益々のご活躍、ご健勝をお祈り申し上げご挨拶とさせていただきます。
2018年4月
宇留田　幹彦